日本の皆様との出会いに心から感謝を込めて

干ばつが続く中、厳しい環境を切り抜けた年でもありましたが、果実の豊かな凝縮感と酸味のバランスが極めて素晴らしい仕上がりとなりました。ワイナリー クラウス・ブーメと日本の皆様との出会いに心から感謝を込めて、2018/2019 ヴィンテージをどうぞお楽しみください。

自然が与えてくれる恵みに敬意を抱いて
ワイナリークラウス・ブーメの語り

代々ぶどう農園とワイナリーを営んでおります

ドイツ北部に位置するザーレ・ウンストルートに私たちの自宅兼農園があります。代々ぶどう農園とワイナリーを営んでおり、約300年の歴史があります。美しい川の谷、テラス状のぶどう畑といった印象的な風景が、独特の地中海的な魅力を醸し出しています。わたしたちのワイナリーは今、2人の家族と6人の正社員によって運営しております。

地球環境に配慮した有機栽培を心がけています

長年のワインづくりを経て、冷たい風が流れ込む地形、ぶどうが完璧に熟成できる栽培地域だけを選ぶことが重要だと学びました。 ぶどうが必要とする栄養を土壌に補給する重要な役目として窒素固定と呼ばれるものがあります。それに役立つ植物を木々の間に植えることで、菌類のバランスを取り、土壌の侵食を防ぎます。地球環境や生物多様性に配慮した有機栽培を心がけ、害虫管理と疾病予防も必要に応じて自然に行います。 夏は長く暑いザーレ・ウンストルート地域の気候の変化に合わせて、定期的な水やりと灌漑によってぶどうの生育をコントロールし栽培しています。

赤ワインも年を追うごとに秀逸さを増しております

私たちは主に白ワインづくりを行っております。主な品種は全体の約80%を占めるピノ・ブラン、リースリング、ミュラー・トゥルガウ、ジルヴァーナーなど。赤ワインづくりも年を追うごとに秀逸さを増しており、品種はポルトギーザー、フリューブルグンダー、ドルンフェルダーに焦点を当てています。ドイツ国内ではハウスワインを食事とともに嗜む習慣があります。私たちのワインも、食卓で素敵に楽しめる味わいを求めることに重点をおいております。

栽培環境について

高品質ワイン生産地域の中で最北の産地になります

ザーレ・ウンストルートは、北緯51度に位置する高品質ワイン生産地域です。特定栽培地域と呼ばれる13の高品質ワイン生産地域の中で最北の産地になります。急斜面のテラス畑、テラスを囲む何世紀も昔の乾燥した石の壁、ロマンチックなぶどう畑の家のある風景がザーレ・ウンストルートの美しい景観の特徴です。さらに、中世の面影を残す美しい街並みや古城が技巧に富んだ優雅な味わいのワインを楽しむ雰囲気を醸し出しています。

理想の気候を生み出すミクロクリマを作り出します

土壌は、蓄熱に優れた貝殻石灰岩、水分の保持に優れた雑色砂岩、含銅粘板岩が特徴で、 ザーレ川とウンストルート川の谷間に沿ったこの場所はドイツで最も乾燥した地域の一つで、 ワイン栽培に穏やかで暖かい理想の気候を生み出すミクロクリマを作り出します。 また、急勾配のぶどう畑の多くは手作業でしか栽培できません。

私たちが北限の地で作る、最高品質の辛口ワインです

50種類以上のぶどう品種が栽培されており、主に辛口ワインを生産しています。ライトでフレッシュなミュラー・トゥルガウ、繊細でフルーティなヴァイスブルグンダー(ピノ・ブラン)、力強いジルヴァーナー、そして絶妙なバランスのリースリング、きりっとしたケルナーとバッフス、高貴なピノ・グリ・・・特に、私たちのグートエーデルはエレガントで、この地域では有名です。アロマティックでスパイシーなトラミーナ(ゲヴュルツトラミーナとも呼ばれます)は、最も得意とする生産品種のひとつです。
土壌の種類とミクロクリマによって大きく異なるリースリングは、各ワイン生産地域やぶどう園ごとに違ったニュアンスのワインに仕上がりワイナリー クラウス・ブーメでは、北限のこの生産地で最も香り高い、最高品質の辛口ワインを作っています。溌溂とした酸、拡がる豊かな果実味とほのかな甘み。これらすべての要素が絶妙なバランスで調和したワインです。
赤ワインに関しては、ブラウアー・ツヴァイゲルト、ピノ・ノワール、ドルンフェルダー、ポルトギーザーに焦点を当てています。気候条件や自然環境、ぶどうの完熟度などの好条件が揃った場合にのみ、希少性の高い最高級の極甘口ワインも生産しております。

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